米軍オスプレイ部品落下で抗議決議 宜野湾市議会


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米軍機部品落下への抗議決議を全会一致で可決する宜野湾市議会=20日、市中央公民館

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの部品落下事故を受け、宜野湾市議会は20日午前、市中央公民館で臨時議会を開き、抗議決議と意見書を全会一致で可決した。

 決議・意見書は市議会が7月、沖縄・渡名喜島沖の米軍コンテナ落下事故への抗議決議と意見書を全会一致で可決したにもかかわらず、その後も事故が発生しており、「基地運用が機能不全に陥っていると指摘せざるを得ず、激しい怒りを禁じ得ない」などと指摘した。

 事故発生時に関係自治体へ速やかに情報提供することや、再発防止策が講じられるまでの同型機の飛行訓練中止、普天間飛行場の一日も早い閉鎖返還を実現するよう求めている。

 抗議決議は駐日米国大使ら、意見書は菅義偉首相らに宛てている。市議会は20日午後、沖縄防衛局や外務省沖縄事務所を訪れ、意見書を手渡す。


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