沖縄で医療従事者1人がワクチン3回目接種 「認められていないと知らなかった」


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 沖縄県は27日、医療従事者の50代男性1人が新型コロナウイルスワクチンを計3回接種していたと発表した。男性は「3回目の接種が認められていないことは知らなかった」などと話しているという。

 県によると、男性は5月と6月に医療従事者への優先接種でファイザー製ワクチンの接種を受けていた。県は国が接種情報を管理するワクチン接種記録システム(VRS)に男性の氏名を入力していた。

 男性はその後、8月になって接種券を使って県の広域接種会場で3度目の接種を受けたという。その際に、男性は予診票や問診に対して「接種は初めて」と申告していたという。
 後日、県が接種券に記載されている接種番号をVRSに打ち込んだ際にすでに2回接種したことが分かった。
 県は男性の件を厚労省に報告するとともに、接種会場での接種回数の確認体制を強化するという。

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