沖縄県は4日、10歳未満から90代までの558人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。10日連続で前週の同じ曜日を下回り、感染者の累計は4万4840人となった。感染していた50代の男性と、80代の女性が亡くなったことも報告した。新型コロナウイルス関連の県内死者数は累計263人となった。
亡くなった50代の男性は循環器系の基礎疾患があり、利用していた介護施設で8月9日に陽性を確認した。施設内で療養し、症状の悪化に伴い18日に入院したが19日に亡くなった。80代の女性は14日に陽性を確認し、同日入院、19日に亡くなった。
県内の感染状況について県の糸数公医療技監は「中南部地域では落ち着いてきているが、北部、八重山地域では減少していない。引き続き感染が続かないか注意が必要だ」と述べた。
新規感染者のうち推定感染経路が判明したのは261人で、内訳は家庭内172人、友人・知人34人、職場内33人、施設内6人、飲食3人、その他13人。入院中の患者は709人で、うち重症者27人、中等症者574人。重症者の病床占有率は65・9%。
米軍関係の新規感染者は29人で、内訳はキャンプ・シュワブ8人、キャンプ・ハンセン6人、嘉手納基地と普天間基地でそれぞれ2人、牧港補給地区とキャンプ・コートニーでそれぞれ1人、その他4人、確認中を含む不明が5人だった。
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