沖縄県は7日、新型コロナウイルスに感染した豊見城市在住の70代男性と沖縄市在住の90代男性の計2人の死亡と、10代から90代までの383人が感染したと発表した。また、県の広域接種センター3カ所で行うワクチン接種について、これまで前日までの予約が必要だったが、7日から当日午後2時までに予約すれば、その日の接種が可能となった。
1日当たりの新規感染者数は13日連続で前週と同じ曜日を下回った。直近1週間の新規感染者は3082人。県は1日の新規感染者数(7日間移動平均)が200人程度の水準となれば、経済活動の段階的な規制緩和を示しているが、7日時点の1日平均は440人で、2倍以上の開きがある。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は222・99人で全国ワーストが続いている。
入院患者は687人で病床占有率は81・8%。県によると、新規感染者減少で、入院待機ステーションへの搬送件数は減っているが、入院・療養等調整中や自宅療養者は高止まりが続いており、入院患者は減少していない。新規感染者の年代別は40代が72人で最多。30代が58人、20代と10代、10歳未満が各54人。推定感染経路が判明したのは180人で内訳は家族内131人、職場内19人、施設内11人、友人・知人13人、飲食1人、その他5人。米軍関係の新規感染者は9人だった。
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