沖縄コロナ新たに30人感染 PCR陽性率は3月以来の3%以下(10月7日朝)


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新型コロナウイルスの変異株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 沖縄県は6日、新たに10歳未満から70代までの計30人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規PCR陽性率(直近1週間平均)は2・7%となり、3月19日以来の3%以下となった。糸数公医療技監は「一番高い時は18%あったが、陽性者が減ってきている。しかし、感染が落ち着いたことで検査を受けてない人がいる可能性もあるので、そこから広がらないか懸念もある」と述べた。

 入院患者は92人(重症者2人、中等症78人)で、宿泊施設療養中は98人、自宅療養中は269人だった。

 県内の新規感染者の減少により、県は10月中には入院待機ステーションを閉鎖する予定だ。現在稼働している沖縄市体育館の入院待機ステーションでは、軽症者向けに抗体カクテル療法を行っている。今後は、医療機関の外来や自宅療養者の往診時での対応を検討しており、県内の87医療機関を調査しているという。

 米軍基地内の感染は計11人で、内訳は嘉手納基地が6人、キャンプ・フォスターが3人、ハンセンとコートニーが各1人だった。


 

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