沖縄県は2日、新たに10代から50代の11人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週の同じ曜日から1人減った。
年代別に見ると20代が5人、10代と30代が各2人、40代と50代が各1人だった。市町村別内訳は宜野湾市4人、那覇市、浦添市、うるま市で各2人、南部保健所管内で1人だった。
米軍関係では、キャンプ・フォスターで1人の感染が報告された。
感染状況を分析する県疫学統計・解析委員会は同日、1人の感染者が何人に感染させるかを示す実効再生産数は先週(10月25日~31日)の沖縄本島で0・54だったと発表した。
9、10月に感染した6908人のうち、未接種者が82・4%を占めた。未接種者は感染のリスクが高いとして、県は接種の検討を改めて呼び掛けた。県の糸数公医療技監は報道などで紹介された飲食店の様子について、対面で食事する場合にアクリル板の設置などを求めた県の認証制度には「ふさわしくない」と指摘した。認証店に対しては事後調査も行っていると強調し「飲み屋に行っても感染しないような社会をつくりたい。ぜひ協力してほしい」と訴えた。
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