オリオンビールの新たな社長に就任した村野一氏(59)が、1日午後に記者会見。「宝の山が海外にある。海外市場強化は必然。ヒット商品、愛される商品を作っていきたい」と抱負を語った。
村野氏は「沖縄に住むのが長年の夢だった。伝統あるオリオンビールの社長に就任し、身の引き締まる思いだ」と語り、「メイク・オリオン・フェイマス、メイク沖縄フェイマス」と海外への発信を強化する意向を強くにじませた。
村野氏は2018年から、「Schick」ブランドで知られるシェービング製品製造大手のシック・ジャパン社長を務めた。1985年に総合電機メーカー大手のソニーに入社。94年にソニーハンガリーを設立し、31歳で当時の最年少社長となった。その後ソニーメキシコ社長などを務めてリコーに移籍し、カメラ部門の営業・マーケティング・商品企画などを統括した。2015年には出版社大手のデアゴスティーニ・ジャパンに社長として入社し、アジア代表を兼務してきた。
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