朝ドラ「ちむどんどん」沖縄ロケ進む 黒島結菜さんら4きょうだい、初めてそろう


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出演者の右から川口春奈さん、主役の黒島結菜さん、竜星涼さん、上白石萌歌さん=11日、うるま市(喜瀨守昭撮影)

 来春放送予定のNHK朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」の沖縄ロケが進んでいる。沖縄ロケではヒロインで比嘉家の次女暢子役を演じる黒島結菜さんをはじめ、兄役の竜星涼さん、姉役の川口春奈さん、妹役の上白石萌歌さんのきょうだい4人が初めてそろい、暢子の高校時代やきょうだいの幼少時代などの撮影が行われている。11日にマスコミに向けた取材会が開催され、4人が作品への思いを語った。

>>【写真特集】黒島結菜、川口春奈、上白石萌歌、竜星涼が勢揃い!朝ドラ「ちむどんどん」ロケ

 物語は沖縄本島北部やんばるに生まれ沖縄料理に夢を懸ける暢子ときょうだいたち家族、ふるさとをテーマに、沖縄が復帰した1972年に本土に渡り、神奈川県横浜市鶴見に下宿しながら、東京で料理人として修業する暢子の成長や家族の絆を描く。

 黒島さんは沖縄でのロケで「(きょうだいを演じる役者らと)すごく仲良くなれた。4人で話をしていると不思議と懐かしさも感じ、そういう気持ちが生まれてくるのは沖縄に来たからだと思う」と振り返った。祖父母や友人など周囲からも応援されているといい「面白く、楽しい作品を作っていけるように頑張りたい。ぜひ楽しみにしていてほしい」と呼び掛けた。

 竜星さんは「沖縄は人や場所も温かく和やかな雰囲気だ。きょうだいの3人や国民のニーニー(兄)になれるように、努力したい」。川口さんは「家族をまとめるしっかり者の一面もありながら一人の女の子として悩みもがき、泥臭く生きていく姿を一生懸命演じたい」。上白石さんは「4人が沖縄で(本当の)きょうだいになっていく感じがする。歌や三線を弾くことで人とつながりを持てている女の子を演じる。ドラマの中で沖縄の音楽の良さを伝えていけたらいいなと思う」と意気込みを話した。

 「ちむどんどん」のロケは9月中旬に東京のスタジオで収録が始まり、沖縄県内での撮影は11月中旬から12月中旬まで行われる。


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