沖縄コロナ14日は4人 宜野湾市のクラスター12人に(12月15日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真

 沖縄県は14日、30~50代の4人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週火曜日から1人増。療養中の患者は合計31人となり、11月17日以来約4週間ぶりに30人を超え、増加傾向が続いている。重症者はいない。

【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況 

 12日にクラスター(感染者集団)と公表された宜野湾市のサービス業事業所関連では、新たに1人の感染が確認され、感染者は12人となった。県は全職員32人の検査を進めており、収束は見えていない。

 新規感染者4人の内訳は40代が2人、30代と50代が各1人。地域別では那覇市、浦添市、中部保健所管内、北部保健所管内で各1人だった。

 米軍関係では嘉手納基地で新たに1人の感染が報告された。

 一方、県疫学・統計解析委員会は14日、1人の感染者から何人に感染が広がったかを示す実効再生産数が沖縄本島で0・92(12日までの1週間)となった。今週の予想は新規感染者が24~48人を見込むとした。忘年会シーズンを迎える中、体調を崩した人の参加に懸念を示し、幹事は参加者の症状を確認することを呼び掛けた。 (知念征尚)


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