忘年会やクリスマス「大人数、長時間を避けて」沖縄のコロナ感染は6人(12月17日朝)


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は16日、20~60代の6人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。玉城デニー知事は同日開いた記者会見で、流行を抑えて年末年始を迎えることが必要だとして、「忘年会やクリスマスは、大人数、長時間、連日を避けてほしい。熱がある人は参加を避けて」と呼び掛けた。
 
 新規感染の6人の居住地は中部保健所管内3人、うるま市2人、北部保健所管内1人。6人のうち2人は宜野湾市のサービス業事業所関連のクラスター(感染者集団)での感染とみられ、保健所が調べている。本島中部では、クラスターや家庭内感染などを理由に感染増加がみられる。

 米軍関係者は米軍キャンプ・ハンセンで6人、嘉手納基地1人の計7人。15日もハンセンでは8人の感染が確認されている。糸数公医療技監は「米海軍病院の情報では患者はつながっており、集団の中で感染が起きている。行動制限中なので基地の外との接触はないとみられる」と話した。基地従業員との関係は確認中という。
 (中村万里子)


【関連ニュース】

▼沖縄県コロナ第6波対策で特別配慮病床294設置 

▼沖縄コロナ警戒レベル「感染まん延期」に引き上げ

▼増えそう「3回目からはモデルナ」その理由と懸念

▼【一覧表】ワクチン3回目、市町村どう準備?接種券いつ出す?

▼沖縄で集団免疫の可能性「無症状、感染者の16倍」 友知沖国大教授ら分析

▼沖縄のコロナ感染者が減少した要因は? 感染もっと多かった?

▼沖縄最大クラスター「感染者9割がワクチン2回接種」は不正確<#ファクトチェック>

▼「ブレークスルー」あってもワクチンは有効だ 医師が訴える理由