沖縄県は5日、県内の新型コロナウイルス感染者が623人だったと発表した。先週水曜日発表の27人と比較して23倍、前日4日発表の225人と比較しても2・7倍に上る。県内では昨年8月25日に過去最多の1日809人を記録。600人を超すのは、8月28日の655人以来。
県内ではオミクロン株への置き換えが進んでいる。県は5日、医療の専門家や経済関係団体の会議を招集し今後の対応策について意見を聞く。
政府は、週内にも「まん延防止等重点措置」を適用する方向で調整している。
県によると、県内ではオミクロン株への置き換えが進んでおり、新規感染者のうちオミクロン株の占める割合は昨年12月30日時点で97%に達している。前日には、新規感染者の半数近くが20代の若者が占めている。
県内では、昨年12月中旬まで40日以上にわたって、感染者が1日10人以内で推移していたが、その後劇的に拡大。年明けの4日間で、計458人の感染が出ていた。5日の感染を合わせると1081人になり、1000人を超えた。
在沖米軍関係者は6人だった。米軍関係者の累計は3869人となった。
玉城デニー知事は4日、記者会見で「もはや第6波に突入した」と述べ、まん延防止等重点措置への移行を視野に、6日に対策本部会議を開く方針を明らかにしている。
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