
沖縄県は7日、新型コロナウイルスの新規感染者数が1414人だと発表した。県内では3日に130人、4日225人、5日に623人と感染者が急増し、前日の6日には過去最多の981人の感染となった。この日は前日の1.4倍になっており、歯止めがないまま急拡大が続いている。今年に入っての合計は3476人、累計は5万4138人。
在沖米軍は254人。今月1日の235人を超えて過去最多となった。累計では4281人となった。
◆宮古島110人、10万人あたり500人に迫る
保健所管内別では、▽那覇市326人▽北部162人▽中部409人▽南部353人▽宮古110人▽八重山28人▽県外22人▽確認中4人。
県内の直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は234.06人で全国1位。前日の141.81人から急増し、200人を超えた。特に宮古島市ではこの日110人の感染が確認され、人口比で497.94と500人に迫る深刻な水準になった。6日時点の2位は山口県の34.81、3位は広島県で23.54。
自宅療養中は960人、入院調整中は2020人に急増。入院は187人で、そのうち中等症88人、重症は0人だった。病床使用率は28.9%、重症者用の病床使用率は23.3%。
在日米軍に由来するとみられるオミクロン株への置き換えが進んでおり、林芳正外相は6日、ブリンケン米国務長官との電話会談で、米兵の外出制限を含む対策強化を求めた。
政府の分科会は7日午前、「まん延防止等重点措置」を沖縄を含む3県に適用する方針について了承している。期間は9日から31日まで。
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