てだこ浦西駅前イオン、2024年春に開業 2年遅れ「規模かなり縮小」


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 【浦添】住友商事とイオン琉球が沖縄都市モノレールてだこ浦西駅前に整備予定の大規模商業施設について、今年末に着工し、2024年春に開業を予定していることが8日までに分かった。開会中の浦添市議会一般質問で仲西信雄都市建設部参事が答弁した。当初計画では今春に開業予定だったが、新型コロナウイルス感染症や地価高騰などにより事業計画を見直し、施設規模も縮小する方針。

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 市によると、施設の階数や延べ床面積などは不明。一方、イオン関係者は本紙の取材に「まだはっきりしていないが、当初に比べ規模はかなり縮小する」と明かした。イオン琉球は昨年末に浦添市と、市てだこ浦西駅周辺土地区画整理組合に開業時期などについて説明した。

 商業施設は駅に隣接する約2万8500平方メートルの敷地内に食料品などを扱う「イオンスタイル浦西(仮称)」や飲食店、家電量販店などの店舗が入居予定となっている。駅周辺開発では、学校法人みのり学園が運営する琉球調理師専修学校の工事が始まっており、来春に開校予定となっている。 (吉田健一)


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