沖縄コロナ435人、死者4人 県は警報解除へ状況を注視(6月7日朝まとめ)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は6日、10歳未満から90代の435人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週月曜日と比べて31人減少した。県の宮里義久感染対策統括監は、新規感染者の減少傾向は続いているとしつつ、入院患者が244人いることに触れ「ここでまた感染が増えると入院逼迫(ひっぱく)につながる」と警戒感を示した。9日が期限となっている沖縄本島や宮古圏域を対象としたコロナ感染拡大警報について「解除できるか、感染者数や医療の逼迫(ひっぱく)状況を見ながら対応を検討している」と話した。

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 新型コロナ感染が確認された南部保健所管内の80代女性と90代女性、宮古島市の50代男性と70代男性の4人の死亡が報告された。

 新規感染者を年代別に見ると、一番多いのは10代の91人、次いで10歳未満の77人、30代の65人、40代の62人と続いた。病床使用率は37・9%、うち重症者用は15・0%で、共に前日より割合が減少した。

 高齢者や障がい者施設で療養している人は214人いる。内訳は高齢者が62施設で183人、障がい者が15施設で31人。高齢者のうち8人は酸素投与を受けている。

 米軍関係では4~6日分として合計200人が報告された。いずれも基地別の感染者は出ていない。

 (知念征尚)

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