オリオンビールが東京支店を閉所 業務や従業員雇用は継続


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 オリオンビール(豊見城市、村野一社長)が、東京支店(東京都中央区)を7月中にも閉所することが15日、関係者の話などで分かった。

 閉所の理由についてオリオンビール関係者は、従業員の働き方改革と業務効率化と説明し「東京の業務を縮小するわけではない」としている。東京支店の従業員はそのまま雇用し、シェアオフィスなどを利用して業務を続けるという。東京支店は、首都圏の飲食店や居酒屋に生ビールの出荷拡大を図ることを目的に2007年6月、東京営業所として開所した。早瀬京鋳前社長体制だった20年10月、主に缶酎ハイなど水や炭酸で割らずにすぐに飲めるRTD(ready to drink)の販路拡大を目的に東京支店に改編、強化された。

 今回の閉所は、コロナ禍でリモートワークが普及し固定オフィスの役割が変化したことに加え、業務改革と経営合理化が背景にあるとみられる。
  (玉城江梨子)

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