医療従事者の欠勤が過去最多708人、学校では20クラスが学級閉鎖 八重山へ看護師派遣を検討


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 新型コロナウイルスの新規感染者が3565人と3日連続で最多を更新し、急速に増えている。重点医療機関で感染などによる医療従事者の欠勤は過去最多の708人となった。医療体制を維持するため、県は八重山圏域への看護師派遣を検討しており、本島内では看護協会の協力を得て人材確保を急ぐという。

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 年代別の感染者は10代が最多の649人、10歳未満が560人と全体の3割近くを占める。県教育委員会によると、13日時点で特別支援学校を含む県立学校8校で計20クラスが学級閉鎖となっている。

 県は行動制限について内閣官房や厚労省などと意見交換を始めたことを明らかにしたが、発出時期は明確にしていない。糸数公保健医療部長は、10代以下の感染者が多い教育現場や高齢者施設などに、段階的に対策を講じた上で「それでも抑えきれなければ強い措置になる」と段階的に対応すると説明した。

 県はこれまで、医療提供体制の逼迫(ひっぱく)度を基に行動制限を検討してきたが、糸数部長は「一番は入院が必要な人が入院できなくなる状態を現場の医師が判断することになるが、具体的な数値や一つの指標で判断することは難しい」と述べた。  県内では社会福祉施設の感染も続いており、県が支援に入っている社会福祉施設は計121カ所、施設内療養者は415人だった。米軍関係の感染は52人だった。  (嘉陽拓也)


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