沖縄来訪者には2週間前までのワクチン、事前PCRを呼びかけ 医療機関には日・祝の診療協力求める 沖縄県


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 新型コロナウイルスの新たな対処方針では、沖縄県への来訪者に対してワクチン接種やPCR検査の受検を求めるほか、60歳以上の高齢者に対して4回目のワクチン接種を呼び掛けている。

 対処方針では来訪者に対し、旅行開始の2週間前までにワクチン接種するよう求めるほか、県民と交流する予定がある場合には事前にPCR検査を受検することを要請する。さらに持病がある来訪者については、医療機関が逼迫(ひっぱく)していることから、処方薬の持参や体調管理を求めている。

 このほか玉城デニー知事は会見で、発熱外来に対応する医療機関を増やすため、8月28日までの日曜と祝日に診療を実施する発熱外来の病院と診療所に対して、協力金を交付すると発表した。玉城知事は「重点医療機関の負担が軽減されることになる」と語り、医療機関に対して協力を求めた。県は開院する医療機関について、今後県のHPで掲載するとしている。
 (武井悠)

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