沖縄県は29日、新型コロナウイルスの新規陽性者5253人(前日5442人)を確認したと発表した。2日連続で5000人を超え、金曜日としては最多。前週金曜日の4654人と比べ599人増えた。陽性者の累計は34万8639人。病床使用率は88.7%(前日85.5%)、重症者用の病床使用率は40.3%(同41.9%)となった。
米軍関係者の新規陽性者数は65人(前日97人)で、累計は1万9239人。
県内の前日時点での直近1週間の人口10万人当たりの新規陽性者数は2223.26人で、126日連続で全国ワーストが続いている。2位は東京都1583.63人、3位は大阪府1579.28人。全国平均は1056.74人。
入院調整中は5742人(前日5734人)、宿泊施設療養中は518人(同542人)、自宅療養中は3万3181人(同3万2667人)。入院中は678人(同653人)、うち重症は25人(同26人)。療養中の患者の合計は4万161人(同3万9716人)。
(いずれも速報値)
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