社会

古宇利島への農業用水の給水を停止 送水管劣化で破裂の恐れ、復旧めど立たず 農家「死活問題だ」 沖縄・今帰仁村

経年劣化によって接続部分にゆがみが生じた送水管=7月26日、今帰仁村の古宇利大橋

 【今帰仁】今帰仁村の古宇利島への、農業用水の給水が停止していることが4日までに分かった。名護市の屋我地島と古宇利島を結ぶ古宇利大橋の送水管に経年劣化が確認され、破裂する恐れなどがあるため5月20日に給水が止まった。復旧のめどは立っていない。地元農家からは「死活問題だ」との声が上がる。

▼名護では過去に農業用水管が破損、噴き出した水柱は30m超え

 給水停止で古宇利島の2カ所の給水所が使用できなくなっている。農家は片道10分かけて屋我地島の給水所まで行って水を持ち帰る必要がある。

 古宇利大橋の送水管は国の委託を受けた名護市と今帰仁村が管理しており、維持や操作は羽地大川土地改良区が担う。名護市の担当者は本紙の取材に「予算の確保や修繕の方法を検討している」と説明したが、復旧の時期は明確にしなかった。

 イモ農家の男性(67)は「9月に大量の水が必要なカボチャの植え付けが始まるので、なんとかしてほしい」と訴えた。
 (松堂秀樹、長嶺晃太朗)

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