沖縄本島の病床使用率は100%超…中南部で入院調整厳しく コロナ感染3679人(8月15日朝)


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オミクロン株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所)

 沖縄県は14日、10歳未満から90歳以上の3679人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者数は9日連続で前週同日を下回っている一方、入院中の患者が先週同日より80人増えている。

 県感染症総務課の城間敦課長は「人手が足りず、確保病床全ての稼働が難しい。本島中南部は一時的に入院調整ができない状況になっている」と話した。

 県全体のコロナ専用の病床使用率は95・5%となっている。圏域別では本島が101・3%、宮古が68・2%、八重山が65%となっている。病床使用率は、医療フェーズ5の確保病床数で計算している。

 県全体では796床のコロナ専用病床を確保しているが、実際には医療従事者の不足で、現在入院している728人以上の入院調整が難しい状況という。

 県は今後、国から看護師が派遣されている入院待機ステーションを使って、コロナ患者の療養に当てたい考え。現在同ステーションは75床が稼働しており、34人が利用している。

 城間課長は「症状がある場合は外出せず、検査目的での救急受診は控えてほしい。マスク着用や3密回避など、基本的な感染対策を徹底してほしい」と話した。
  (中村優希)

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