コロナ300人下回る 沖縄県、連休中の対策呼び掛け(9月20日朝まとめ)


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 沖縄県は19日、10歳未満から90歳以上の294人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。300人を下回るのは今年3月以来となった。30日連続で前週の同じ曜日から減少した。県は連休による人流増を注視し、感染対策の徹底を呼び掛けた。

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 感染者数は10代が55人と最多。40代が54人、30代が50人、50代が39人だった。病床使用率は本島が36・9%、宮古が4・5%、八重山が25%で県全体では33%だった。

 社会福祉施設の療養者数は49カ所で262人。内訳は高齢者施設で258人、障がい者施設で4人となっている。米軍関係者の新規陽性者数は2人だった。

 前週の同じ曜日を下回る日が続き、週合計の前週比も4週連続で減少していることから、県は感染が減少傾向にあるとしている。一方で連休中のイベントなどによる影響を注視している。

 県感染症総務課の城間敦課長は「医療非常事態宣言は発出したままだ。基本的な感染対策を継続して実践してほしい」と注意喚起した。(金盛文香)

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