【ちむどんどん第123話】「カラキ」とは? 朝ドラ「ちむどんどん」キーワード集【ネタバレ注意】


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黄緑色の花を咲かせるシバニッケイ=渡嘉敷村の渡嘉敷島

 ちむどんどん第123話では、近く開店を控える暢子(黒島結菜)の料理店「やんばる ちむどんどん」の様子が描かれました。暢子たちは、カラキ(ニッケイ)を練り込んだ麺を使った沖縄そばを店の看板メニューにすることに決め、意気揚々と準備を進めます。しかし、開店前日、製麺所から麺が納品されないトラブルが発生。暢子は自分たちで麺を打つことを決意し、家族、親戚、地域の人々に助けられて、危機を乗り切ったのでした。

 「カラキ(ガラギ、カラギ)」はどんな「食材」でしょう。

 カラキ(ニッケイ)は、山地に生育するクスノキ科の常緑高木です。沖縄本島北部や徳之島、久米島などに生育し、沖縄には「シバニッケイ」という固有種が見られます。ニッケイ(シナモン)の爽やかな良い香りがすることから、乾燥させた葉を砕きお茶にしたり、樹皮を泡盛につけ込んだり、アロマにしたりとさまざまに活用されています。かつて山原の子どもたちは、カラキの幹から剥いだ樹皮の内側をかじったり、なめたりして、おやつ代わりにしていたようです。


>>【まとめ】ちむどんどんキーワード集

▼ちむどんどんってどんな意味?

▼復帰前の沖縄、映画館と遊園地はなかった?

▼意味深な民俗学者の一言「19年の空襲で…」って?

▼「とうしんどーい!」って何? 沖縄県民には結婚式や旧盆でおなじみの曲

▼「まーさん」と言えば…ピンクと黄色のあのマーク?

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