6月に第1子が誕生した玉城健一郎沖縄県議(37)=宜野湾市区選出、てぃーだ平和ネット=が1カ月間の「育児休業」を取得し、開会中の県議会11月定例会を初日と最終本会議を除いて欠席している。県議会で育児を理由に定例会を欠席するのは玉城氏が初めて。市議会議長会と町村議長会も、男性議員の育休取得は「これまで聞いたことがない」としており、県内で初事例の可能性が高い。
県議会は2021年4月に議員規則を改正し、新たに「育児、看護、介護その他のやむを得ない事由」での議会の欠席を認め、男女を問わず会期中であっても育児に専念できるように制度を整えていた。
11月定例会は11月30日から12月22日までの日程で開かれている。玉城氏の育休取得に当たり、委員を務める議会運営委員会は自会派から代理が出席するほか、県当局に対する自身の質問は代表質問に盛り込んだ。
玉城氏は「育児に父親も『参加する』のではなく、当たり前にやるという社会にしたい。そのため自ら率先して育児休業を取得した」と話した。
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