沖縄電力(浦添市、本永浩之社長)は30日、再生可能エネルギー(再エネ)の発電事業者らを対象に発電の一時停止を求める「出力制御」について、1月1日の昼間に実施する可能性があると発表した。天候や気温などを勘案した上で31日午後5時ごろに最終判断するが、実施されれば県内で初めてとなる。1月2日も可能性があるとしている。電気を使う人への影響はない。
電気の供給が需要を大きく上回る場合に停電が発生するのを防ぐための措置。沖電の火力発電の出力を絞り込んでも、太陽光やバイオマスなどの再エネ発電の出力との合計が需要を上回った場合、再エネ発電の出力を制御する。
沖縄では冬場は電力消費が低い軽負荷期に当たる。さらに1月1日は晴れの予報で、太陽光発電の発電量が多くなり、需給バランスが崩れる恐れがある。
沖電は、同社のホームページの「でんき予報」に実施するかどうかについて掲載する。
(沖田有吾)
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