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「あっという間に…」子宝8人目 那覇市の夫婦「元気でいてくれればいい」


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第8子の南心綺ちゃんを出産した真弓さん(右)と夫の秀也さん=14日、那覇市上間のたから産婦人科

 那覇市上間のたから産婦人科で11日午後5時19分、南真弓さん(34)が第8子となる心綺(もとき)ちゃんを出産した。3090グラムの元気な男の子だ。きれいな心で育ってほしいとの願いで命名した。真弓さんは「元気でいてくれればいい。何にも縛られず、自由に育ってほしい」と語る。

 検診日でたまたま病院にいた時に破水した。陣痛が始まって3時間で心綺ちゃんは生まれてきた。真弓さんは17歳で第1子の長男・宏樹さんを出産。ほぼ2年に1度のペースで出産してきた。「あっという間に8人になっていた」と笑う。

 夫の秀也さん(33)は、子どもたちの良い遊び相手だ。「子どもたちによく跳び蹴りされる。友達感覚のような感じ」と話し、自宅はいつもにぎやかだ。親戚も子だくさんが多いからか、真弓さんは「そんなに人数が多いという感覚はない」と話す。真弓さんのおばは10人を出産。正月やお盆に集まった時には40~50人が集合する。

 今後の出産の予定について真弓さんは「もういいかな」と話すが、周囲からは「あと2人頑張らんと」と言われることも。最近は大きくなった子どもたちが家にいない時間が増え、「なんだか人数少ないな」と感じるという。9人目、10人目の出産の日も近いかもしれない。
 (中村優希)


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