【国頭】国頭村奥間の比嘉善太さん(38)は12月18日、村宜名真漁港でアオリイカ2.05キロを釣り上げた。沖縄では白イカと呼ばれ、イカスミ汁などの沖縄料理の定番として広く知られる。イカ釣りを始めて10年になるという比嘉さんは普段、主に村内西海岸でイカ釣りを楽しんでおり、念願の2.0キロオーバーを初めて果たした。自己記録を更新し喜びもひとしおという。
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午後11時30分ごろ現場に着くと、いつものポイントの漁港外側を確認すると、この日は北風がとても強くて波も荒く、その場所で釣るのは断念した。比較的波の静かな漁港内へ移動して釣ることを選択。ポイントを決め道具の準備をして釣り始めて1投目を投入。「しゃくり」「巻き上げ」を2、3度繰り返すと今まで感じたことのない大きな当たりを感じた。強い引きでリールからラインが勢いよく糸が飛び出し、一気に30メートルから40メートルぐらいラインが出されたという。
それから慎重に糸を巻き上げると約5分ぐらいでイカが水面に姿を現し、あきらかに大物であることを確信。引き上げるにつれリールが重たくなりドラッグを固定して浅瀬に引き寄せた。タモに入りきらないほど大きく、最後はギャフで引き上げた。仕掛けは、PEライン0.6号、リーダー4号、イカエギ3.5号。
比嘉さんは「海面からイカが見えた時はビックリした。釣り上げてもしばらくの間はドキドキが止まらなかった」と笑顔で話した。
(新城高仁通信員)
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