琉球新報社 
ＮＨＫの子ども番組・おかあさんといっしょに、昨年３月まで第21代「うたのおねえさん」として出演した、歌手の小野あつこさん（31）が11日、金武町の観光大使に就任し、同町役場で委嘱状交付式が開かれた。小野さんの母が金武町出身で金武町側がアプローチし就任が実現した。交付式で小野さんは「金武町と、これからもつながっていけることをうれしく思う。子どもたちが幸せに大きく成長していけるよう、できることを一生懸命頑張っていきたい」と述べた。
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小野さんは東京都出身で、東京音楽大学大学院修了後、2016年4月～22年3月までの6年間、うたのおねえさんとして、同番組に出演した。番組卒業後はイベントや保育園の訪問、テレビやラジオなどの出演を通して、全国の子どもたちに歌を届ける活動をしている。金武町観光大使の任期は5年間。
交付式で、小野さんは幼い頃から夏休みには金武町を訪れ、青年会のエイサーを見たり、祖父と大綱引きに参加したりと、たくさんの思い出があると語った。町特産品のターンム（田芋）料理やタコライスが好きで「子どもの頃から食べていて、私の体はタコスとタコライスでできています」と語り、観光大使としてさっそく町の魅力をピーアールしていた。
小野さんは12日、町内で金武町の子どもたちに向けたミニコンサートを開くほか、保育園で交流会を開く。仲間一町長は「子どもたちにとっては、一生の思い出に残るイベントになると思う。（金武町の魅力を）広く国内外へアピールしていただければと思っている」と期待した。（池田哲平）
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