GLAYが7年ぶりの沖縄公演 TERUが「ハイサーイ」声出し解禁で会場と「SOUL LOVE」【ライブ写真】


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
7年ぶりの沖縄公演で圧巻のライブパフォーマンスを見せたGLAY=4月29日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター劇場棟

 人気ロックバンドGLAYが7年ぶりに沖縄に帰ってきた。「HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2023―The Ghost of GLAY―]の沖縄公演が4月29、30の両日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター劇場棟であった。観客の声出しが解禁されてのライブ。「SOUL LOVE」の歌詞をアレンジし、「待ち焦がれていた沖縄を」の熱いメッセージが響き渡るなど、会場が一体となる喜びを全身で感じる圧巻のステージとなった。

「沖縄、カモーン」会場に向かって呼び掛けるTERU
ノリノリでギターを演奏するTAKURO

 「OK沖縄、カモーン!」。TERUの高音が響くと、大きな歓声が上がった。新曲「THE GHOST」では、イントロのバスドラムとJIROが刻むベースのビートに観客の手拍子が加わり、会場がグルーヴ感で満たされた。新曲の「限界突破」では、HISASHIとTAKUROのギターがうねる激しいロックナンバーに、会場のボルテージは急上昇した。「FAME IS DEAD」は、サビの「お前がほしい」を「おじいがほしい」「おばあがほしい」と歌う“沖縄バージョン”で披露した。

 MCでは、HISASHIの「ちむどんどんするねー」が笑いを誘い、TERUも「ハイサーイ」と沖縄感たっぷり。JIROは沖縄を満喫したエピソードを語り、TAKUROは「沖縄の人の温かい笑顔と素晴らしい自然に疲れも吹き飛んだ」と話した。

 来年がデビュー30年になる。「30年たっても沖縄で素敵なライブができることが幸せです。皆さんも僕らもこの指をずっと離さないでくれたら」。TERUはそう語り「Satellite of love」を熱唱。祈りを込めたロングトーンが心の奥まで響いた。

ベースのビートに体をゆらすJIRO
ギターを奏でるHISASHI

 アンコールでは、HISASHIが「ライブで声が出せるようになったらみんなで一緒に歌いたい」と話していた「SOUL LOVE」を観客と共に大合唱した。TERUはサビで「待ち焦がれていた沖縄をこうして」と歌い変え、さらに盛り上がった。

 宜野座村から高校生の息子と訪れた39歳の女性は「みんなで歌えたことが幸せだった」と語った。県内から妻と友人夫婦と来場した新垣友基さん(38)は「最高。メンバーを近くに感じられた」と興奮気味に話した。(田吹遥子)


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