大東建託(東京都)は13日、「街の幸福度&住み続けたい街ランキング2023」の九州・沖縄版を発表した。九州・沖縄居住の20歳以上の男女を対象にした「ずっと住んでいたいか」という設問に対するアンケート回答を基にした、住み続けたい街ランキングで嘉手納町が1位(前回ランク外)、北谷町が2位(前回2位)、北中城村が3位(前回1位)と沖縄県の町村がトップ3を独占した。
【昨年のランキングは?】北中城村が1位、トップ10に3市町村がランクイン
「非常に幸福だと思う」の設問に10段階で回答する街の幸福度では、県内最上位の北中城村が3位と前回の1位から順位を落としたが、4位の嘉手納町(前回5位)、6位の西原町(前回2位)、7位の石垣市(前回12位)、10位の糸満市(前回14位)と5市町村がランクインし、トップ10のうち半数を占めた。
大東建託賃貸未来研究所は両調査に共通する評価のポイントについて「機能的な評価と情緒的な評価の二面がある」と説明。住み続けたい街に初ランクインし、首位を獲得した嘉手納町については「街全体がコンパクトで利便性が高いだけでなく、住民らの地域コミュニティや情緒ある町並みも残っている」と分析した。
北谷町、北中城も同様に、「利便性と情緒の両方を持っていることが街への愛着に影響している」とした。
調査は2019~23年に合計8万429人を対象に集計した。
(普天間伊織)