沖縄県が中国のオンライン旅行大手と連携協定 トリップドットコムが観光情報発信へ


沖縄県が中国のオンライン旅行大手と連携協定 トリップドットコムが観光情報発信へ 沖縄の観光振興に関する連携協定を結んだトリップドットコムグループの孫波CMO執行副総裁(左)と照屋義実副知事=20日、那覇市の県庁
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 沖縄県は中国のオンライン旅行大手、携程集団(トリップドットコム・グループ)と沖縄の観光振興に関する連携協定を20日、締結した。今後同社は運営する旅行サイトで県内ホテル宿泊プランの案内や観光情報などの発信を拡充していく。

 協定は中国市場などでの沖縄のプロモーションや沖縄への海外からの送客促進、マーケット分析など6項目に及ぶ。中国を中心に沖縄観光の需要を掘り起こし、さらなる誘客を目指す。

 トリップドットコムグループは2003年に米ナスダック市場に上場し、会員数は4億人を超える。提携ホテルは世界200カ国、140万件に上るという。日本国内では自治体との連携協定は7件目。沖縄県との締結は2019年に予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期されていた。

 トリップドットコムグループの孫波(ソン・ハ)CMO執行副総裁は「今後、沖縄を世界的に人気の目的地として構築することに進んでサポートしたい。沖縄観光に貢献していきたい」と意気込みを語った。 (謝花史哲)