能登半島地震を受け、県内観光業界が緊急避難者のための沖縄県での一時避難受け入れの準備を進めている。県ホテル旅館生活衛生同業組合の宮里一郎理事長、沖縄観光コンベンションビューローの下地芳郎会長、沖縄ツーリストの東良和会長、県ホテル協会の平良朝敬会長を代表発起人に、受け入れ推進に向けた準備委員会を9日にも発足させる。
日本トランスオーシャン航空の小松―那覇の定期便を活用し、県内の宿泊施設で受け入れる態勢を整える方向で検討を進める。
被害の大きかった能登半島の避難所は寒さや水・食糧不足などが報告されており、県観光関係者が「温暖な沖縄が一時避難所に適している」と立ち上がった。
県が主管する受け入れに関する支援組織が設立されるまでの間、一時避難者の受け入れが迅速、円滑に実施されるよう、個人・企業単位で賛同者を募り、準備態勢を整える。
(與那覇智早)