サッカーのJ1クラブなど24チームが1月から3月にかけ、沖縄県内各地で新シーズンへ向けたキャンプを実施する。昨年の19チームから5チーム増えた。県出身の徳元悠平(FC東京)、田口泰士(ジェフユナイテッド市原・千葉)、知念哲矢(ベガルタ仙台)も沖縄入りする。その他、3月は大学のサッカー部も県内キャンプを調整している。
沖縄SVの髙原直泰CEO、県文化観光スポーツ部の高江洲昌幸文化スポーツ統括監、県サッカー協会の玉城吉貴会長らが15日、那覇市久茂地の沖縄銀行本店内のみらいおきなわ(オキナワイノベーションラボ)で記者会見を開き、概要を発表した。
昨季J1を制覇したヴィッセル神戸やJ2優勝のFC町田ゼルビアなどが、石垣市を含め県内15市町村18施設でキャンプを張る。女子のWEリーグから3チーム、中国と韓国からそれぞれ1チームも来沖する。
期間中はサッカー教室など地域住民との交流も予定している。県内各コンビニなどにキャンプ情報が掲載されるガイドブックも置いており、無料でもらえる。
北中城村のイオンモール沖縄ライカムでは1月31日まで各チームのユニホーム展が行われ、マスコットキャラクターのフォトパネルも設置される。スタンプラリーもあり、参加者全員にオリジナルグッズがプレゼントされる。同21日にはライカムで、お笑い芸人のワッキーさんやお笑いコンビのバンビーノによるトークショーも行われる。
県協会の玉城会長は「今年はほとんどのチームがコロナ禍以前のように、練習やトレーニングマッチを公開する。各チームの選手やスタッフが期間中、けがのないよう充実したキャンプを送れることを願う」とあいさつした。沖縄SVの髙原CEOは「県内外のファンには、キャンプ観戦や各地の観光名所などを十分楽しんでもらえればと思う」と語った。
(砂川博範)