沖縄の観光収入、コロナ前より47%増の1855億円に 1人当たり消費額は10万超える 2023年10~12月期 


沖縄の観光収入、コロナ前より47%増の1855億円に 1人当たり消費額は10万超える 2023年10~12月期 
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 沖縄県文化観光スポーツ部は28日、2023年10~12月期の観光収入が前年同期比1・1%(20億円)減の1855億円、人泊数(延べ宿泊者数)は同0・5%(3万人泊)減の558万人泊だったと発表した。いずれも国内客速報値。全国旅行支援の効果があった前年同期と比較すると微減だが、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年同期を大きく上回った。

 観光客1人当たりの県内消費額は前年同期比1・6%(1592円)減の10万717円だった。23年度目標値の9万3806円は上回っている。

 19年同期比は、観光収入が47・9%(601億円)増、人泊数は23・5%(106万人泊)増、観光客1人当たり県内消費額は44・1%(3万799円)増だった。

 観光客1人当たり消費額の内訳は、宿泊費が3万7101円と最も高い割合を占め、飲食費が2万596円、土産・買物費が1万7977円だった。

 観光政策課の久保田圭課長は今後の施策について「富裕層や外国客を中心とした誘客をし、長期滞在できるような支援をする」と話した。(與那覇智早)