米軍の垂直離着陸輸送機V22オスプレイが14日以降に飛行を再開することについて、沖縄県の玉城デニー知事は13日夕、沖縄県庁で会見を開き、事故原因の詳細などが明らかにされない中での飛行再開に「事故原因の具体的な説明はなかった。到底納得できず、これを認めることはできない」と強く批判した。
オスプレイを巡っては、昨年11月、米空軍横田基地所属のCV22オスプレイが鹿児島県の屋久島沖で墜落事故を起こし、搭乗員8人全員が死亡した。米軍は事故を受け、同12月から空軍だけでなく海兵隊と海軍の機体も含めて、全世界でオスプレイの運用を停止していた。在日米軍と防衛省は今月8日、約3カ月間にわたる運用停止措置の解除を発表し、飛行再開の方針を公表した。時期は今後調整し、再開前には関係自治体に通知するとしていた。
沖縄防衛局の担当者は13日午後4時すぎ、県庁を訪れて飛行再開について説明した。(沖田有吾)