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南城市職員アンケート ハラスメント「ある」81通 「市長がキス」の回答も


南城市職員アンケート ハラスメント「ある」81通 「市長がキス」の回答も 南城市役所(資料)
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 南城市議会のハラスメントに関する特別委員会(安谷屋正委員長)は27日、古謝景春市長のセクハラ疑惑を受けた職員アンケートの回答を開封した。

 301通の回答があり「ハラスメントを受けた・見聞きしたことがある」という回答が81通あった。複数の出席者によると「古謝市長からキスされた」と書かれた回答もあったという。

 元市長車運転手の女性に対するセクハラ疑惑とは別のセクハラの訴えについて、古謝市長は秘書を通じて「特別委から結果を受けたわけではないので現段階でのコメントは差し控える」とコメントした。

 特別委による職員アンケートは、会計年度任用職員や業務委託で働く人も含めた669人に用紙を配り、4月から5月にかけて実施。27日は特別委の議員が開封し、回答内容の入力作業を行った。

 特別委で公表された速報値によると「ハラスメントを受けたこと、見聞きしたことがあるか」の質問に「ある」81通、「ない」215通、無回答3通、無効2通だった。

 現時点で詳しい結果は伏せられている。複数の出席者によると、古謝市政以前の幹部によるパワハラを訴える回答もあったが、「古謝市長からキスされた」など古謝市長からのセクハラを訴える回答が寄せられた。

(南彰、普天間伊織)