災害時にペットと一緒に避難する「同行避難」について、県は15市町村が避難所での受け入れ態勢を整備していると明らかにした。23日に開かれた県議会土木環境委員会で、出井航自然保護課長が瑞慶覧長風氏(社大)に答弁した。
県自然保護課は、4月の津波警報発令などを受け、実態把握を目的に5月、全41市町村を対象に避難所でのペットの受け入れ可否をアンケート調査した。
23日現在、36市町村から回答があった。うち那覇市や嘉手納町、中城村などの計15市町村が、ペットの受け入れ可能な避難所が1カ所以上あるとした。受け入れ可の避難所数は計524カ所。
環境省は、東日本大震災をきっかけに同行避難を基本とする指針を策定。県は2021年6月に修正した県地域防災計画で、避難所敷地内でのペット専用スペースの確保を行うことと定めている。
(小浜早紀子)