「スー女」の間で話題、力士をハムスターに 大相撲応援イラスト 名護のクリエイターyumyさん 沖縄出身・美ノ海の知名度向上願う


「スー女」の間で話題、力士をハムスターに 大相撲応援イラスト 名護のクリエイターyumyさん 沖縄出身・美ノ海の知名度向上願う ハムスター力士になった美ノ海の応援ボードを手にするyumyさん=名護市内
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 【名護】実在の力士とハムスターを組み合わせた「ハムスター力士」の応援イラストが相撲好きの女性「スー女」の間で話題となっている。イラストの制作者は名護市で活動するクリエイターのyumy(ユミー)さん。yumyさんは一番の推し力士である、うるま市出身の美ノ海の応援ボードを手に「県民にもっと美ノ海のことを知ってほしい」と願った。

 yumyさんは2020年、ハムスター力士「どすこい!ハム琉」を考案し、昨年秋から相撲や力士について紹介する読み切り漫画などをSNSに投稿している。力士のイラストは顔にこだわり、誰が見ても分かるように特徴をつかんで描いている。応援ボードの背景は力士の出身地を題材にし、美ノ海のイラストには沖縄の海を泳ぐ魚などが描かれている。

 ハムスター力士は、ハムスターと相撲が好きなyumyさんの夫が「両者を組み合わせたら面白いのでは」と提案したことで生まれた。小学生の頃から相撲に親しんでいたyumyさんは、作品作りを機に、勉強を兼ねて本格的に観戦を始め、県出身である美ノ海を応援するようになった。

 イラストはコンビニのネットプリントから印刷でき、yumyさんのSNSには10日に始まった春場所の応援で使用したという報告も届いている。一方で県内では、相撲の県出身者の話題がバスケットボールや野球に比べて少ないように感じるとyumyさんは残念がる。応援イラストを通じて「せっかく関取として大活躍しているので、応援してもらえるとうれしい」と呼び掛けた。(武井悠)

沖縄の海を泳ぐ魚を背景にしたハムスター力士「美ノ海」の応援イラスト(yumyさん提供)