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浦添市TikTok動画問題、「差別的な表現が散見」第三者委 事前チェック、研修の必要性指摘 沖縄


浦添市TikTok動画問題、「差別的な表現が散見」第三者委 事前チェック、研修の必要性指摘 沖縄 浦添市役所(資料写真)
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 浦添市のTikTok動画に関する第三者委員会「浦添市ソーシャルメディア調査委員会」が松本哲治市長に手渡した答申書は、動画内容と投稿に至る過程から問題点を指摘した。

 市のTikTok動画は2022年10月、てだこウォークへの誘客を目的に始まり、外部クリエーターを中心に作成が進められた。動画に関するやりとりにはラインが用いられ、投稿などの事務処理の際にも、内規で定められた規定に沿う決裁がされなかった。

 答申書は再発防止策として、一つの性に偏らないメンバー構成で差別的な表現がないかなどを事前確認する体制の確立や、市長や市職員がハラスメントなどに関する研修を継続的に受講し、問題点の所在を理解する必要性を挙げた。一連の投稿動画に「結果的に誤解を与えかねない表現、セクシュアリティーに関連した差別的な表現が散見された」とし、これらの表現にならないよう事前確認するシステムづくりを求めた。

 (藤村謙吾)