大型の台風3号、西表で7月史上最多雨量 空や船の便、きょう26日も一部欠航 沖縄


大型の台風3号、西表で7月史上最多雨量 空や船の便、きょう26日も一部欠航 沖縄 25日午前1時の竹富町西表島周辺の衛星画像(気象庁HPより)
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 大型の台風3号に流れ込んだ湿った空気の影響で八重山地方では25日、大雨が降り、西表島では3時間雨量が138ミリとなり7月の観測史上最多を記録した。台風3号は、25日午後6時時点で台湾海峡にあり、沖縄地方から遠ざかったが、26日も空や船の便に一部影響がある。

 沖縄気象台によると、沖縄本島地方は26日にかけて、台風と太平洋高気圧との間で湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる見込み。

 琉球エアーコミューター(RAC)は26日、那覇―与那国、石垣―与那国で4便を欠航する。

 沖縄旅客船協会によると、25日は本島や周辺離島を運航する計105便が欠航し、26日は各社が早朝に判断する。石垣島地方では26日朝まで、与那国島地方では26日昼過ぎまで、高波に警戒が必要。

 降り始めの23日午前0時から25日午後5時までの降水量(アメダスによる速報値)は、竹富町上原で325ミリ、石垣市川平で266・5ミリ、与那国町祖納で261・5ミリを観測した。

 26日の本島中南部と北部の降水量は1時間に多い所で30ミリの予報。雨雲の発達の程度によっては警報級の大雨となる恐れがある。沖縄本島地方は27日から8月1日にかけて高気圧に覆われておおむね晴れるため、最高気温が33度以上になる所がある見込み。

(中村優希)