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「穏やかに生活したい」「戦争みたい」 米軍事件・事故の被害当事者ら訴え 宜野湾・県民大集会


「穏やかに生活したい」「戦争みたい」 米軍事件・事故の被害当事者ら訴え 宜野湾・県民大集会
この記事を書いた人 Avatar photo 狩俣 悠喜

 集会では、米軍機の部品落下事故があった宜野湾市の緑ヶ丘保育園の元保護者らでつくる団体「#コドソラ」の与那城千恵美代表(51)が登壇した。「この国は米軍の言いなり。私たちは穏やかに生活がしたいという思いを政府はつぶす」と怒りを込めた。米兵による性暴力被害に遭ったオーストラリア出身のキャサリン・ジェーン・フィッシャーさんも発言した。

 与那城さんは、低空で飛ぶオスプレイを娘が「うるさい」と話した出来事を紹介。1959年の宮森小米軍ジェット機墜落事故や2004年の沖国大米軍ヘリ墜落事故、17年の緑ヶ丘保育園への部品落下事故などを挙げ、「子どもたちの空の危険は変わっていない」と訴えた。

登壇した与那城千恵美さん=10日、宜野湾市

 今年に入り、米兵による性的暴行事件が相次いで発覚し「安心安全であるはずの場所で危険にさらされるのは異常だ」と強調。「この状況を子どもたちに引き継がないよう私たちの世代で終わらせよう」と訴えた。

 フィッシャーさんは日米地位協定の改定を訴える。「沖縄は(米兵による)被害がありすぎて戦争みたいだ。米軍は(沖縄を)守るためにいると言ってるが犯罪がずっと起きている」と話した。 

登壇したキャサリン・ジェーン・フィッシャーさん=10日、宜野湾市

(狩俣悠喜)