8期27年、市議として市政をただし、市民生活の向上に取り組んできた実績を強調し、初当選を目指した桃原功さん。佐喜真淳さんの当確が午後9時45分ごろテレビで流れると、宜野湾市野嵩の選挙事務所には「えっ」「どうして」と驚きと悲鳴が混ざった支持者の声が響いた。桃原さんは支持者を前に「全ては私の力不足だった。素晴らしい政策を練り上げ、支援をいただいた皆さんに感謝しかない」と語り、深々と頭を下げた。
8月9日の出馬表明からわずか1カ月。超短期決戦となった選挙戦だった。市民の声を基に作り上げた92項目に上る政策を実直に訴え続けた。知名度で勝る佐喜真さんに、支持者や推薦政党も一丸で追い上げたが及ばなかった。
宜野湾市長となる佐喜真さんに「市民のため公平公正に尽くしていってほしい」とエールを送った。
(’24宜野湾市長選取材班)