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「米軍に抵抗ない」「行き場ないなら仕方ない」那覇軍港の浦添移設 「賛成」でも思い複雑<歩く民主主義 100の声>


「米軍に抵抗ない」「行き場ないなら仕方ない」那覇軍港の浦添移設 「賛成」でも思い複雑<歩く民主主義 100の声> 米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添西海岸への移設完了後のイメージ図。サンエー浦添西海岸パルコシティ前の海域に造る計画だ(沖縄防衛局ウェブサイトより)
この記事を書いた人 Avatar photo 藤村 謙吾

 浦添西海岸の埋め立てを巡る質問で、「軍港移設」と「民間開発」の両方に賛成した人は15人。そのうち、基地の受け入れと振興をリンクさせた上で、共に賛成とする意見が6人と最多だった。

 城間のショッピングセンターで買い物をしていた男性(85)は「浦添がにぎやかになるならいいと思う。米軍が来ることへの抵抗はない」と言い切る。弁当屋で店番をしていた女性(65)も「活気が出るならいいのでは」と、地域の発展に期待した。

 公務員男性(51)は「那覇が活性化する」と那覇軍港の跡地利用への期待を理由に挙げた。

 ただ、軍港移設については「新たな行き場がないなら、仕方がない」などと、最も弱い賛成の「プラス1」を選ぶ人が9人だった。

 その1人で「保守だから」と賛成理由を語った男性(75)は「基地を受け入れる代わり、国は、県民1人当たり1千万円の年金を配るぐらい、県民への保障もしっかりとしてほしい」と力を込めた。

(藤村謙吾)