新型コロナに感染し、自宅療養していた玉城デニー知事は18日から公務と政務に復帰した。宜野湾市での県民大会後、報道各社の取材に応じ、辺野古の新基地建設に関連するサンゴの採捕の許可について「許可に向けた協議を進めていく形になると思う」と話した。
エマニュエル駐日米大使が与那国島と石垣島を米軍用機で訪れたことについて、民間空港の運用への支障や地元住民へ不安を与えないために、平時の軍用機による民間空港の使用は自粛を求めてきたとして「考慮してもらえなかったことは非常に遺憾と言わざるを得ない」と指摘した。
台湾に近い与那国島を米大使が訪れたことに「非常に緊張感をもたらすという意味で慎重であるべきだと求めてきた。訪問が新たな火種を呼ぶことがないよう、注視していかなければならない」と話した。
米軍がオスプレイの飛行範囲について、緊急時に着陸できる飛行場から30分以内の空域に限定していると報じられたことについて「危険であると認めているということ。危険なものは撤去せよというのが県の変わらない考え方だ」と述べた。
(沖田有吾)