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安和事故現場 県議会が視察 「事業者が安全管理」 沖縄


安和事故現場 県議会が視察 「事業者が安全管理」 沖縄 県北部土木事務所の職員(右)に質問する県議会土木環境委員会の委員ら=22日、名護市安和
この記事を書いた人 Avatar photo 沖田 有吾

 沖縄県名護市安和の辺野古新基地建設工事への土砂搬出に市民が抗議している安和桟橋の路上で、ダンプ車と衝突した男性警備員ら2人が死傷した事故について、県議会土木環境委員会が22日、現場を視察した。現場の状況を確認しながら、県北部土木事務所の職員らに安全対策などについて質問した。

 死傷事故は6月28日に発生。桟橋から左折して国道を本部町向けに出ようとするダンプと、抗議活動中の女性と抗議に対応していた警備員男性が衝突した。

 県によると、事故が発生したのは安和桟橋と国道をつなぐ乗り入れ口で、道路構造令では車道か歩道かの定義はないという。県の担当者は「基本的には事業用車両(の乗り入れ口)なので、事業者が安全管理を行うべきだ」という認識を示した。

 仲里全孝委員長は視察後「今後、委員会として問題点を一つ一つ精査しながら改善に努めていきたい」と話した。

 (沖田有吾)