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対馬丸、海中調査の予算請求へ 自見沖縄担当相「遺品収集できれば」 沖縄


対馬丸、海中調査の予算請求へ 自見沖縄担当相「遺品収集できれば」 沖縄 対馬丸慰霊祭で、弔辞を述べる自見英子沖縄担当相=22日午前11時28分、那覇市若狭の「小桜の塔」(小川昌宏撮影)
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 自見英子沖縄担当相は22日、那覇市で開かれた対馬丸記念会主催の慰霊祭に出席し、対馬丸の遺族らからの要望を踏まえ海底に沈んでいる船体の再調査に向けて、必要な費用を8月末にまとめる2025年度沖縄関係予算の概算要求に計上する方針を明らかにした。慰霊祭の後、記者団の取材に応じ「最終調整を進めている」として「想定しているのは、実際の水中調査を行うための予算だ」と述べた。

 自見氏は対馬丸記念館開館20周年の式典で「水中調査により、対馬丸の現在の姿の撮影や、遺品の収集ができれば記念館の質を高めることにつながる」と話した。

 調査の実施時期は確定的には言えないとした上で「速やかにと考えている」と述べた。

 (沖田有吾)