陸上自衛隊第15旅団長の上野和士陸将補らは27日、県庁に玉城デニー知事を訪ね、第101不発弾処理隊による県内での不発弾処理が4万件に到達したことを報告した。玉城知事は「一日も早く不発弾の処理が完了することを願う」と述べ、感謝状を贈った。
陸自による不発弾処理件数は、8月23日に4万件に到達。処理重量は1884トンとなった。上野陸将補は、1972年の処理開始以降、自治体や警察・消防、県民の理解を得ながら、無事故で処理を重ねてきたとし「引き続き、県民の安全安心を守るべく確実な処理に努めていく」と述べた。玉城知事は「来年、戦後80年になるが、今なお不発弾処理の必要性が続いており、任務の重要性は計り知れない」と活動に感謝した。県としても不発弾の探査、発掘処理を推進するとともに、探査の必要性や不発弾の危険性について住民への周知を図っていく意向を示した。
(與那原采恵)
関連記事