沖縄小林流空手道妙武館読谷支部(比嘉正春支部長)は、14年間修行し米国へ帰るジェフリー・C・ヘイゼルベーカーさん(64)の壮行会をこのほど、読谷村上地の同道場で開いた。
退役軍人のジェフリーさんは、沖縄空手修行を終え、故郷のペンシルベニア州へ戻る。壮行会には、きょうだい弟子や地域住民らが集まり別れを惜しんだ。
支部長の比嘉範士はジェフリーさんの師匠。ジェフリーさんに七段証書を授与している。比嘉範士は「彼は琉球の手(ティー)を熱心に学び、礼儀作法もしっかりした、誰からも好かれるブサー(武士)だ。今後も沖縄伝統空手を続けてほしい」と述べた。
ジェフリーさんは「比嘉範士と稽古をしたことが良い思い出。本国に戻っても空手を続けて、ボランティアで教えていきたい」と思いを述べた。
(喜納高宏通信員)