災害時にEVから電力供給 エバーグリーンモビリティ社と豊見城市が協定 沖縄


災害時にEVから電力供給 エバーグリーンモビリティ社と豊見城市が協定 沖縄 災害時に電気自動車からの電気供給に関する協定を締結したエバーグリーンモビリティの濱田剛代表(左)と徳元次人豊見城市長=5月31日、豊見城市役所
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 【豊見城】エバーグリーンモビリティ(豊見城市、濱田剛社長)と豊見城市は5月31日、災害時などにおける電気自動車(EV)からの電力供給に関する協定を締結した。同社が今年4月からレンタカー配備するEV10台を、災害発生時などで市の要請に応じて、非常用電源として提供する。

 EVは一般家庭の約4日分の使用電力を賄える大容量バッテリーを搭載するBYD社の「ドルフィン ロングレンジ」。災害時は専用アダプターを使用して、給電機器のある避難所や電化製品への電力供給が可能になるという。

 同日、市役所で調印締結式が開かれ、濱田社長は「災害時における電力供給ができるよう活用いただきたい」と述べた。徳元次人市長は「もしもの時に電気供給ができるのは市民の安心につながる。感謝したい」と語った。 (田中芳)