「母子健康手帳アプリ」開始 町に特化した情報やサービス 本部町 沖縄


「母子健康手帳アプリ」開始 町に特化した情報やサービス 本部町 沖縄 「もとぶ母子健康手帳アプリby母子モ」をPRする本部町の平良武康町長(中央)ら =6月12日、本部町役場
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 【本部】本部町は6月から「もとぶ母子健康手帳アプリby母子モ」の提供を始めた。町に特化した子育て情報やサービスを受けることができ、ダウンロードは無料。妊娠中の体重や子どもの成長などを写真とともに記録できるほか、子育て相談の事前予約や予防接種の予診票の提出などがアプリからできるサービスも今後、提供する予定だ。

 現在提供されている記録サービスは家族間で情報を共有でき、身長や体重は自動でグラフ化される。地域の医療機関や保育所のイベント情報を一元化し、子どもの月齢に合った情報をまとめて閲覧できる機能も提供している。

 9月からは妊産婦や子育ての相談で村役場を訪れる時間を予約できる機能と、町に提出する子育て関連の申請書類を記入できる機能を提供する。来年3月からは予防接種の予診票提出や接種スケジュールを通知する機能と、乳幼児検診の問診票記入や検診結果を確認できる機能を追加する予定だ。

 本部町は現在、通信アプリLINE(ライン)を使った子育て情報の発信や、チャット機能で子育てや妊娠期の相談を受けるサービスを提供している。LINEのサービスはアプリの提供後も継続する。

 6月12日に開かれた記者会見で、同町の平良武康町長は「子育ての負担感をできるだけ軽減しながら、産み育てやすい環境を形成したい。どこの地域よりも充実した、日本一の子育て環境をつくりたい」と力を込めた。 

(武井悠)