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冷凍技術研究、世界大会へ 中農高 きょう26日シンガポールで発表 OIST学長「自信持って」と激励 沖縄


冷凍技術研究、世界大会へ 中農高 きょう26日シンガポールで発表 OIST学長「自信持って」と激励 沖縄 大会に参加する中部農林高の3年生5人とカリン・マルキデス学長兼理事長(前列右端)=18日、恩納村の沖縄科学技術大学院大学
この記事を書いた人 Avatar photo 武井 悠

 【恩納・うるま】うるま市の中部農林高校食品科学科の3年生5人が、26、27日にシンガポールで開かれる科学や社会学などの課題研究発表の世界大会「Global Link Singapore(グローバル・リンク・シンガポール)」に参加する。大会参加を前にした18日、沖縄科学技術大学院大学(OIST、恩納村)で壮行会が開かれ、カリン・マルキデス学長兼理事長が生徒たちを激励した。中部農林高の生徒が同大会に出場するのは初。

 5人は昨年12月にOISTで開催された高校生の科学発表コンテスト「SCORE!サイエンスinオキナワ」で、「冷凍ドラゴンフルーツの開発~冷凍技術で農家を救う~」と題した発表で優勝した。今年2月には鹿児島県で開催された第9回高校生国際シンポジウムで文部科学大臣賞(グランプリ)を獲得し、「Global―」への推薦参加資格を得た。

 マルキデス学長は発表時の態度や姿勢に関する学生の質問に「自信を持っているように見えることが大事だ。内容は素晴らしいので自信を持って発表してほしい」とエールを送った。チームリーダーの前當叶希(かない)さん(17)は「農家や地域の人にも協力してもらい研究が続いた。技術と活動を海外の人にも知ってもらい、技術がさらに発展してほしい」と意気込んだ。

 壮行会後には英語のプレゼントレーニングも行われた。OISTの職員が生徒の発表を聞き、発表時の目線や発表資料の写真の使い方などについてアドバイスした。 

(武井悠)